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現代社会は競争社会だと言われています。そのため多くの賢明な人は、いつも自分の身を守り、「同業者は敵」と信じて疑いません。しかし、実はこの考え方は全く間違ったものなのです。
人と人、組織と組織の間には「競争」があることは必然です。私たちが存在し、発展していくには競争を避けることはできません。と同時に私たちの集団生活の中で、全ての人が、目には見えないけれど互いに切ることのできない利益を持っており、共同の利益のために競争の中で協力し、また競争の中で奮闘しなくてはならないのです。「1本の箸は簡単に折れるが、束にした箸は容易には折れない」という言葉は、協力することの意義の大きさを十分に言い表しています。
競争があるから進歩しなくてはいけないし、協力があるからより多くの収穫を得ることができるのです。競争と協力があってこそ、自分の優れている部分と他人の優れている部分を合わせ、その結果双方が勝利を収めることができるのです。これこそがいわゆる“一枝独秀不是春,万紫千红春满园(一人の逸材より多種多様な人材の集まり)”というものなのです。